経営再建中のディスプレイメーカー「ジャパンディスプレイ」は去年4月から今年3月までの連結決算で、最終損益が426億円の赤字になったと発表しました。
ジャパンディスプレイが発表した去年4月から今年3月までの1年間の連結決算によりますと、売り上げが前の年度と比べて32.2%減少して3416億円、最終損益は426億円の赤字となりました。赤字は7年連続です。
主な顧客であるスマホメーカーが有機ELを採用することが増え、スマホ向けのディスプレイの需要が大幅に減少したほか、世界的な半導体不足で生産に影響があったことが要因です。
また、あわせて発表した今年度の業績予想はスマホ用のディスプレイの需要が引き続き減少することなどで、売り上げが25%落ちると見込んでいます。